インサート成形

インサート成形とは？

インサート成形とは、射出成形金型内に金属などの部品を挿入し合成樹脂（プラスチック）などの材料を射出注入して、
挿入した部品と合成樹脂（プラスチック）を一体化する成形方法です。

インサート部品にはコネクターの端子や板金、ネジなどの金属材料の他に半導体部品や異種の合成樹脂（プラスチック）などの様々な材料が使われています。

インサート成形は金型内にインサート部品をセットし、その後樹脂を射出・充填することで、異素材が一体化した成形品を得ることができます。

また、樹脂部品の表面に加飾目的としてフィルムを一体化させる「フィルムインサート」という工法もあります。
複雑形状にも柔軟に対応でき、成形後に別途塗装や印刷を施す手間も省けるほか、自由な意匠を実現します。

インサート成形は、樹脂と金属などの異素材を一体成形することで、
樹脂に異なる特性の付与が可能です。
製品意匠や機能性の向上だけでなく、組み立て工数・リードタイムの短縮にも効果的です。

主なメリットとしては、以下が挙げられます。
・強度・耐久性の向上
・部品点数の削減
・品質の向上
・組み立て工数の削減
・端子等の導電性部品の組み込み

インサート成形は製品の高機能化が可能な反面、高コスト化と成形条件の設定が難しいというデメリットが存在します。
当社では一貫生産という強みを活かして、金型の作りこみから行い、インサート成形であっても高品質・低コスト・超短納期でお客様にお届けすることが可能です。

付与する素材についても、
ナイロンやPOM、エラストマーなどエンプラをはじめあらゆる素材での実績があり、その数は約1400種にも及びます。

「こうした機能性の素材はないか？」「この製品にはどの樹脂材が適切か？」というような
素材段階のご相談から承り、お客さまの樹脂部品製造を一貫でサポートいたします。

河村化工ではインサート成形だけではなく、
射出成形やブロー成形、薄肉成形などあらゆる成形技術を保有しています。

また、成形に限らず
樹脂部品の設計開発から成形、塗装、組み立てまで一貫して対応いたします。

サイズや樹脂材料も幅広く対応可能ですので、
お困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。